ゲストNO,
2934
<2002年4月4日更新>
主な更新内容
上総掘りに挑戦!
上総掘り全景
****季節のご挨拶****
先日、我が家の庭に鷺(サギ)がやってきました。
残念ながら、写真は撮れませんでした。
もう、メジロも来ましたし、
船橋駅の北側の農地が放棄された荒地には雉(キジ)がいました。
まだまだ、自然は近くにあります。
このホームページを作り始めて1年。
カメラを持って探してみたら
色んなものが見えてきました。
貴方もやってみませんか?
色々挑戦シリーズ第 ? 弾
コンピュータ相手の仕事を離れ
サラリーマン生活では得られない
地球を相手の大仕事に挑戦
深井戸(50m予定)を人力で掘りぬくプロジェクトに参加しています。
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* * * 上総掘りプロジェクト報告 * * *
このプロジェクトは船橋駅の北側に千葉県によって計画されている海老川調整池を
花いっぱい運動、トンボやメダカや蛍の里作り、農業体験等
市民が環境保全活動のフィールドとして活用する場として整備する活動一環として、
千葉県上総地方での井戸掘りの伝統技術である「上総掘り」を体験しながら、自力で必要とされる水を確保しようとしています。
* * 井戸掘りの原理 * *
井戸掘りの原理は至ってシンプル
道具は下の写真の掘り鉄管という直径7センチ、長さ約5メートル程の鉄パイプ
この鉄パイプををひたすら地面に打ち込む
鉄パイプの中に小さな弁がつけてあって
掘った土を泥水と一緒にパイプの中に溜め込む
溜め込んだ泥が一杯になったら
パイプを引き上げて中を泥を掃除する。
そして又掘る
パイプが届かなくなったら
パイプに竹ヒゴ(太さ1cmX2cm、長さ5メートル位)をつないで更に掘る。
常に粘土を水に溶かした「粘土水」を入れておく事により
粘土に穴が崩れないようさせる事が大切なんだ
* * 準備作業 * *
2月から土曜、日曜を活用し、総合教育センターの工作室を会場に部品作り等の準備を始め
3月17日に、現地で組み立てを行い、3月21日から井戸掘りを開始しました。
その様子をご紹介します。
*「ヒゴ車」作り *
4枚の板を組み合わせて木枠を6つ作りました。
この6つの木枠を中へ中へと順番に組み込みました。
鉄筋の軸を通します。
外側になった木枠は真ん中が樽の様に膨らみ
内側は鼓のように縮まります。
枠同士の間隔を調整し、円にます。
人が輪の中に入り、ハツカネズミのように輪を回すための渡り板を貼りました。
* 櫓組み立て *
50cm程の穴を掘って、6本の柱を立てました。
垂直って結構むづかしい
やっぱり黙って見ていられないのでしょうね
メンバーの中には本職の人も居て、あっという間に柱に登り、
バンセン(太い針金)を使って組上げてしまいました。
素人衆はその手際の良さに感心するのみ
あんな簡単なことで大丈夫なのかと心配するほどでした。
プロの仕事には無駄が無い!!
別働隊の作った「ヒゴ車」の取り付けです。
これは深く掘り進んでから、鉄管を引き上げる時に、長い竹ヒゴ(最後は50mになります)を巻き取る役割をします。
竹2本を弓形に組み合わせた「ハネギ」を取り付けます。
この「ハネギ」に掘り鉄管を繋いだ竹ヒゴを紐で結びぶらさげます。
これは掘り鉄管の上下作業を助けるバネの役割をします。
* * 実作業 * *
ひたすら上下動の繰り返し、
1日4m位の進捗です。
しばらくお付き合い下さい。
鉄管の重さと「ハネギ」の引っ張りを活用して無理な力を掛けないように、、、
交代しながらやるのですが、
強い日差しと風の中で立っているだけでも腰が痛くなりました。
どうです?
見ているだけでも腰に負担が来るでしょう??