ゲストNO, 12115

<2005年7月7日更新>
更新内容
イギリス運河の旅
 

****季節のご挨拶****

36度というとんでもなく暑い日があったと思ったら
ここのところ連日の様に強い雨が降っています。
梅雨も終盤でしょうか?
この雨も地域によって偏りがあるようです。
いかがお過ごしでしょうか?


* * *

久しぶりに家族で英国の旅をしてきました。
世界遺産、保存鉄道、運河を訪ねました。
デジカメの気安さからか1000枚を越える写真の整理がつかず
今回は第1弾「運河の旅」の報告です。

幅2メートル長さ20メートルの ナローボート「Honey buzzar」を借りて
産業革命の遺産とも言うべき運河を旅してきました。
石炭などの産業輸送用にイギリス国中に張り巡らされていた運河網の一つ
Chesterの南の「Llangollen運河」を1週間で旅しました。



幾つもの石橋をくぐりました。


跳ね橋では、手前で誰かが降りて車の通行を止め、橋を上げて船を通します。





「ロック」と呼ばれる水門を自分達だけで開閉、水位調整しながらの旅でした。

自分の居る水位に水門内の水位を調整し、水門を開け船を入れます。
水門を閉めて、上る時は水を入れて水位を上げます。


水位が上がったら、水門を開け船を出します。





狭い場所では譲り合い
対向の船が通り過ぎるまで待ちます。
「もう後ろが居ないよ」等と言われたら入ります。




牧場の中、森の中を悠然と航行します。
鴨が寄ってきたり、牛が居たり、羊が居たり
のどかな風景が続きます。



こんなに長い煉瓦作りのトンネルもあります。
船一艘がやっとの幅の水路と狭い馬用の通路で出来ています。
向こうから船が来ないことを確認して、ライトをつけて入ります。
もちろん中は真っ暗です。
そしてじっとりひんやりの湿気と特有のかびの臭いがします。




ここは「アクアダクト」と呼ばれる水道橋
深い谷を船で越えます。水路は鉄で出来ています。
片側の馬用の通路には柵がありますが、反対側には何もありません。
正直、足がすくみます。




狭い部分は交互通行
次の交換可能な場所まで船が居ない事を歩いて行って確認して進入します。
船が居ればどっちを先に通すか相談
2人のヒステリック小母さん以外は
のんびりゆったりの良い人たちばかりでした。




船の方向転換は所々にある「ターニングポイント」で行います。
思いっきり頭を振って入り、バックでお尻を振って回ります。
最大70ft用のポイントで69ftのボートを廻すのは結構大変でしたが
何度もやっているうちに出来る様になりました。

舵で水を感じられると言うのでしょうか
見ている方向に船が自然に進むようになりました。
但し、一寸よそ見をすると大蛇行
衝突、座礁もしっかり体験できました。


この大きなボートが無免許で操縦できるのは驚きです。




船の設備はこんな感じです。



リビング、キッチンにはシンクに4口ガス台、電子レンジ
寝室はダブルベットが1つの部屋と、シングルが2つの部屋
電気式水洗トイレが2つにシャワールームが1つ
ホテルとまではいきませんが、クルーザー仕様
1週間のレンタル料金が保険も込みで25万円位
4人の宿代移動費としたら物価の高いイギリスとしてはお手頃だと思います。
ロンドンのユースホステルが相部屋素泊まりで1人1泊6000円もするのですから、、、


いずれしっかりしたページに仕上げたいと思います。

****************

「更新履歴の目次」へ

「2005年6月3日更新記録」へ