ゲストNO, 14224

<2006年9月9日更新>
更新内容
東北の旅
川原毛大湯滝
泥湯温泉
恐山温泉
銭川温泉
 

****季節のご挨拶****


八幡平見返り峠からの岩手山

長雨の7月、蒸し暑かった8月
9月になっても蒸し暑い日が続いています。
梅雨は梅雨らしく、夏は夏らしく、秋は秋らしくなってほしいですね。
折角、四季のある日本なんですから

日本と言えば
皇室に40年ぶりの男子誕生
皇位継承順位が変わる訳ですから
平安時代だったら、利権がらみの貴族達が大騒動?
きっと大事件になったでしょうね

* * *

北海道からの帰り道
折角だからと東北を車で走って帰りました。

月山を目指すつもりだったのですが
奥薬研温泉の露天風呂で知り合った小父さんに
秋田に何でも「毛」が付く名前の
知床のカムイワッカよりも凄い温泉があるらしいと言う話を聞いて行き先変更。
場所はどうも「泥湯」の傍らしい

地図で 「川原毛大湯滝」 に目星をつけて
湯沢から栗駒山を目指し途中から脇道へ入る。
終点の駐車場に車を置き、熱湯の流れる川を渡り、山道を歩く事10分
高さ20メートル位の滝が見えてきました。



触ってみると川の水(?)は暖かい、温泉だ!
左はゆるい流れと深さのある滝壺、左は力強い滝
早速、左の滝の直下へと背中から向かうが
前への水圧で押し出されてしまう。
それでも頑張って近づくと
今度は突然下へ押し込まれて出られない。
強酸性の湯の飛沫で目が沁みる


*

泥湯温泉へ通じる県道がこんな異様な状況になっていました


道路に敷かれた鉄板は熱くて触れないほど
熱気でアスファルトが溶けて無くなっていました。
道路に蒸気が噴出したからと言って
勝手に通る場所を替えられないのでしょうね

昨年末
フリスビー遊びをしていた親子が
硫化水素ガスで亡くなったのは
この奥の何処にでもある様な公営の駐車場でした。



*


まるで映画のセットの様な泥湯温泉の家並み

冬には4メートルの雪が積もり、その重さに耐える為
天井を低く、柱の本数を多くしている建築です。
黒光りする廊下や電気の配線に懐かしさを感じました。
旅館部は予約で無いと食事が作れないとの事で
小椋旅館の自炊部に宿泊しました。
夏休みだと言うのに泊まりは、我々の他に自炊の1人だけ
メジャーになってしまった「秘湯を守る会」等にも所属していない温泉宿
とっても素敵な女将さんでした。


*


30数年ぶりに恐山にも立寄りました。
宗教法人として余程収入が増えたのでしょう
ホテルの様な立派で近代的な宿坊を作るなど
かつての霊山のイメージは全く無くなっていました。
観光が折角の資源を駄目にしてしまった。

その中に、昔の湯小屋が残っていたのが救いでしょうか?


*


客室がオンドルになっている銭川温泉
夏は暑いのでゴザの上に布団を敷いて寝るとか
キャンプ用具を一式車に積んでいるので
貸布団は借りずに寝袋持込&自炊

自炊部は療養目的の長期滞在の人で混んでました。
風通しを良くする為でしょう
廊下側は開けっ放しでカーテンを掛けている
病院に入院している様な?
収容所に収容されている様な?
ちょっと不思議な雰囲気でした。
1泊1人2200円でした
オートキャンプ場より安くて面白いかも


*


栗駒山頂の須川温泉オイラン風呂
中央の煉瓦を除けると蒸気が出てきます。
この上に持込のゴザを敷き、毛布を被って横になります。
宿での「貸しゴザ」は止めてしまったとの事で
皆さん名前を書いた自分用を持込んでいます
柱の脇には大きな蛇の抜け殻がありました。

山の湯には何処にでも蛇は居るんですね
臼別温泉の露天風呂で湯船を泳いで渡って来られた時は
びっくりして飛び出しましたが、、、



ブームに乗せられなかった温泉、健在



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