ゲストNO, 16209

<2007年10月10日更新>
更新内容
椎茸豊作
裁判員制度
恥ずかしい国・日本  

****季節のご挨拶****


やっと涼しくなりました
秋雨前線も元気です

一昨年春に駒打ちをした椎茸が出てきました
10個位でしょうか
モコモコ顔を出し始めました


写真に触れると椎茸の1日の成長が見られます

日に日に大きくなりなりました


焼椎茸にして食べました。

どうですこの大きさ!!
旨かった



* * *

2009年5月までに始まる裁判員制度

法務省での模擬裁判に参加しました


裁判所を模した会場での法廷劇
劇団員かと思ったら
被告人、被害者、証人役まで現職検事さんとか
裁判経験豊富な検事さん達の学芸会

見事な演技でしたが
検察官役の新人検事を先輩検事が 「かわいがり」をしていた様にも見えました



*

裁判は、冒頭手続き、証拠調べ手続き、弁論手続き、評決、判決の手順で行われます



【冒頭手続き】

「人定質問」
裁判長が被告人に氏名・年齢・職業・住居・本籍を尋ねる

「起訴状朗読」
検察官の被告人がいつどこで何をしたかの裁判の対象を明示する

「権利の告知」
裁判長から被告人に黙秘権等があることを知らせる

「意見陳述」
被告人・弁護人の起訴状内容に対する意見



【証拠調べ手続き】

「冒頭陳述」
検察官が証拠によって犯罪の証明をする

「証拠調べ」
証人尋問・被告人質問・被害者の陳述等



【弁論手続き】

「論告・求刑」
「弁論」


【評議・評決】

いよいよ裁判員の出番です
裁判官3人、裁判員6人による多数決で決まります
裁判官から説明がありました

検察官が「合理的な疑問を残さない程度の証明」をしていれば「有罪」
検察官の証明に少しでも「疑問の余地」が残れば「無罪」

感触による総合判断では無いのですね。



素人が集まっての評決で大丈夫かな思いました

私自身の出した最初の判断は裁判長の意見とピッタリ一致
一致したのを自慢したいのでは無いのです
実は
この時に「正解」を見つけた様な
とても嬉しい気分にはなったのです
何だかこの気持ちが危ないなと思いました


評議の実質的な進行は
裁判官がリードする事になると思われます

大多数の裁判初めて素人裁判員達が
プロの裁判官の顔色を伺って
同じ様な無難な答え(=正解)を探そうとしてしまうのではないでしょうか

プロの裁判官を相手に初めての素人が持論を展開するのは勇気が要りそうです



逆の心配もあります

法廷初めての素人が
百戦錬磨の法廷のプロの話術に嵌ってしまわないかと言う事です

検察側は組織的な話術研修を始めていると思います
弁護士側の話術の差が判決を左右してしまうのではないでしょうか?
多数決でも裁判官1人の参加が不可欠との事ですが、、、


今回は時間の制約も有り、特に評議も無く単純多数決で決めました



【判決】

評決合議に従って被告に「判決」を言い渡します

傷害罪で懲役3年!


*

もし、冤罪だったら、、、、
もし、死刑だったら、、、、
こんな事決めちゃって大丈夫?

心配無用でした

「控訴」という仕組みが残っています
高等裁判所からは裁判官だけの裁判になります



*

だったら「裁判員制度」の導入目的は何なんだ?

主たる目的は
一般の市民の皆さんの感覚を裁判に反映させることです。

一生に一回でも裁判員になる人の確立は1/10だそうです



* * *

資料展示もありました


逮捕状



検事が裁判所へ資料を持ってゆく風呂敷



防弾チョッキの仕様




* * *



前回
折角応援してあげたのに
3日後に
突然やめちゃいましたね



つっぱって所信表明演説までやりながら突然代表質問の前に逃げ出した

「美しい国、日本」等と言っていたので
「切腹」でもされるのではと
心配していたら
ヌケヌケと議員は辞めないと言う

こんな無責任な奴が一年も首相をやってたんだから

「恥ずかしい国、日本」

したたかですね

再チャレンジのおつもりかもしれないが
こんな事が許されるなんて
これでは余りに「ニート」が可哀想





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