象遣いとタイの旅+α 09





* * *

1月20日ミャンマー国境、ヒンテーク地区、クンサーの村チェンライ郊外泊A


ゴールデン・トライアングル

黄金の三角地帯
ビルマ(現ミャンマー)、ラオス、タイの国境接触地帯
アヘンやヘロインの主要産地
何と怪しげな響き

が今回目指したエリア


ガイドブック掲載
一般観光ツアーの目指す
「ゴールデン・トライアングル」は
のタイ、ミャンマー、ラオス3国の国境
のミャンマーとの国境、イミグレのある街「メーサーイ」
どちらも
観光客向けで 安全そう 怪しさが足りなそう


*

今回の目的地は
ミャンマーに突き出した陸の孤島ヒンテーク地区
かつて麻薬王クンサが君臨し

現在はタイ国境警備軍が管理している地域
山岳民族ガイド同行です



* * *

クンサ・キャンプ


村外れの砦?
麻薬王「クンサ」の軍事拠点跡


クンサーの居住棟が展示室になっている

中国国民党の残党
アメリカの支援
麻薬ビジネス

少数民族支援

投降




ミャンマー・シャン州の少数民族図版
主要支配・支援地域







* * *



ヒンテーク(トゥートタイ)村

近隣の山岳民族相手の市場通り

食料品店

豚の耳、納豆、さとうきび、味の素、、、


荒物屋

鉈、鎌、鍬、斧

塵取、箒、五徳、七輪

その他
煙草、鶏笛、牛鈴、背負い紐など実用品が一杯





* * *



ミャンマーとの国境最奥部を目指す
立派な舗装道路

道の分岐毎の検問所

道路で「ほうき草」を干している

移動マーケット
車を停めたら皆に怪しまれた



様々な山岳民族の人々



村の中心の「よろず屋さん」

店頭のペットボトルは「小売ガソリン」


食料品から雑貨まで
医療薬は分包セットされて売られてます


この店の軒先で昼食

チキンの油を手に塗って
ご飯は指先で丸めて食べます

ガイドが市場で仕入れた
豚の生肉をバナナの皮で包み発酵させた肉団子が美味かった
勧められたら食べるのがエチケット


行商おばさんは民族衣装
野菜を売りに来ました



村を歩く
家の裏山の稜線がミャンマー国境


村の最奥
この小路がミャンマーへ続いていて
地元の人が行き来している



* * *


アカ族、ラフ族、モン族、リス族、シャン族
出身部族毎に村を作り
伝統的な生活様式を守っています


素敵な村


集落を歩いて訪問




水道、電気完備


電気が来ているのはこの村まで
これより奥の村は




「石油ランプ?」



ブッブー!

正解は『ソーラ』
携帯の電波もバリバリ



水牛の世話をする少年


ほうき草を集める女の子
長い竹竿の枝先で穂を引き下げて採取します








村の小路もコンクリート舗装


普通に着てました


移動の途中で、、、





ある村のリーダーの家

村は同じ民族出身者で構成されている

掲示板に書かれている数字
国籍合計
タイ国籍1518466
無国籍1426280
タイ国籍の外出者1073
無国籍の外出者15105

十年以上前に移住してタイ国籍を既に取得している人々と
後から親戚を頼って国境を越えて来て、国籍を取得出来ない人々が
一緒に暮らしている

このエリアのルール
タイ国籍のある者は自由に街へ出られ
無国籍の者は検問所より先へは出られない


村で「ほうき草」を干す事しか出来ない人と
マイカーで街へ働きに出て携帯電話を持っている人が
一緒の家で暮らしている




久しぶりに家に帰った青年
旧正月を一緒に過ごす


ほうき草を売りに行く                食器洗いのお手伝い


籠の中は赤ちゃん


ほうき草の買取り業者
村によって相場が決められており
1束10〜30バーツとか


焼畑だろうか


田植えの終わった水田
この地方は
高地の為年1回しか収穫できないそうだ









* * *



1月21日 プーチャイサイ・マウンテンリゾートチェンライ郊外泊B
続く


象遣いとタイの旅+α 目次