ゲストNO, 9463

<2003年9月9日更新>
更新内容
無宗教の葬儀
 

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葬儀社はお決めですか?


病院での看護婦さんからの
この一言が
在宅介護から葬儀準備への大転換の一瞬でした。
何の準備も、考える事もあえてしていなかった事態の発生でした。


親父の遺言は
派手な葬儀はやるな、内輪で済ませろ
無宗教でやれ、坊主は絶対に呼ぶな
皆さんにご迷惑を掛けるな
皆さんにお礼はしろ
香典は絶対に受け取るな



消極的無宗教の私としてもこの趣旨には大賛成でしたが
自分で仕切るとなると一体どうやってやるのか、
皆目見当がつかずに時間だけが過ぎました。

先ず決めたこと
自宅でやる

極く親しい縁者だけに連絡
線香もなく蝋燭も無し
宗教色のない儀式などあるのでしょうか
今考えると、新興宗教を起こすくらいに難しかった



出棺の時には
御近所の方々にだけご挨拶をさせていただきました。
焼香も献花も何も無しにしました。

葬儀社のペースに乗ることなく
坊さんだの金勘定だの無しに出来た事は良かったと思います。

宗教離れが進んでいる今日
そろそろ葬儀も見直さなければならない時が来ていると思います。
無宗教の皆さん、そろそろご検討を


落ち着いてからお世話になったグループごとに
「偲ぶ会」を開いていただきました。
新しい姿だと思います

ちょった大袈裟ですが
無宗教を押し通すということは宗教への挑戦だったのです
近親者だけで葬儀をする事は社会への挑戦だったのです
例え村八分でも、葬式と火事だけは残りの二分だとか


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