ゲストNO, 13224

<2006年3月3日更新>
更新内容
からくり
アンコールワット
 アンコール遺跡報告 第1弾 『アンコールワット』です。

****季節のご挨拶****



国会ではメールが偽物だと結論づけられた様ですが
手紙だったら筆跡鑑定とかで、もっと早く見極めらたのでしょうが
様々なものが電子化され、
どうなっているのか目で見て分からない事が増えています。

最近の電気製品は壊れても、
基盤を交換してお仕舞い
半田ごてを使っての修理などは、お目にかかれなくなりました。



写真に触れるとからくりの中身が見られます


3月3日は雛祭り
今回はからくり人形のご紹介
東京都江戸東京博物館で開催された「夢大からくり展」で
からくり儀右衛門が1840〜50年ごろに製作した
「文字書き人形」の実演を見ました。

この人形は、カムの動きを糸で腕に伝えることによって、
筆に墨をふくませ 前方にある紙に「寿」の文字を書きました。
この他に「松」「竹」「梅」の3文字を書けるそうです。

からくり儀右衛門はのちに東芝を創業したそうですが
ロボットを開発の原点を見たような気がしました
人の動きを観察し、分析し、再現する
仕組みが目に見えると楽しくなりますネ


* * *

カンボジアのアンコール遺跡群の一つ
『アンコールワット』報告です。


朝行くと蓮の花が咲いています。

アンコールワットは
12世紀に作られた石造りのヒンドゥー教の寺院です。
その周囲5キロ、高さ64メートルという大きな規模
細部の緻密さはビックリさせられます。












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第三回廊への階段です。

邪悪な心の持主が昇れない様にしたとかで
日本だったら絶対に立入り禁止になる程の急勾配です。


1箇所だけある手摺のある階段は下りの人が順番を大行列して待っています。


中央祠堂です






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壁面のあちこちを飾る魅惑的なデバター達







遺跡保護にとっては、いけない事なのでしょうが
人の手に触れられたデバダー達の方が
生き生きとして断然美しく見えてしまいます。



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第1回廊の壁画です。全部で800メートル位ありそうですが
その長さと大きさ緻密さと暑さで、ついつい素通りしてしまったところもあります。





これらの壁面には様々なストーリーがあるのですが、整理出来ていません。
帰国後、色々な資料で再確認したり、
写真のコントラストを上げてその緻密さを再発見しています。

行く前にもっと勉強しておけばとも思ったのですが
一度行って見なければ、資料の意味が分からなかったと思います。



*



ここは観光客にとっては観光目的の遺跡ですが
カンボジアの人たちには現役の信仰の場
蓮の蕾を持って参拝している家族がいました。
真剣に占いをしている少女もいました。


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アンコール遺跡群は
近郊の町シュムリアップから7キロほど離れており
公共交通機関はありませんので
現地ツアーに参加するかタクシー等をチャーターする必要があります。
遺跡の入場には1日20ドル、1週間60ドルの共通パスを購入します。

シュムリアップ空港までは
成田からホーチミン経由のベトナム航空で 9時間弱。
公園化が進む前に是非!


「バイヨン」のある「アンコール・トム」や「タ・プローム」、
「バンテアイ・スレイ」、「ベンメリア」等は 次回以降にご紹介します。



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