ゲストNO, 13912

<2006年7月7日>
一寸遅れて7月10日更新
更新内容
帆船「あこがれ」訓練航海  

****季節のご挨拶****


静岡県の清水港から東京港まで
帆船『あこがれ』3泊4日の訓練航海に参加しました。


参加者は9人の高校生と20人の50代以上のおじさん&おばさん。
乗船するとすぐにチーム分け、航海中はいつも一緒です。


出港を知らせるドラを叩かせてもらいました。
ジャン、ジャン、ジャジャジャジャジャジャジャジャ、ジャン、ジャン

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清水を出てすぐに作業開始。
お客さまではなくてトレーニーなのですから、、、


クルーの指示で指定されたロープを皆で、「2-6-heave」の掛け声で引張る。
何だか分からないが、解いたり、引張ったり、結んだり、、
「?????スタンバイ?」等と復唱したり、報告したり、、、、
奴隷の様にうろうろ、ゾロゾロ、一寸さぼったりしている内に
アウタージブ、インナージブ、トギャラン、メインスルの大きな帆が4枚が張れてました。


*


いよいよマスト登りです。


オーバーハング(左写真の鼠返しの様に上が出っ張っている場所)では、
緊張の余り、軍手の中は汗びっしょり、ロープを握り締めた腕は攣りそう!
登るに登れず降りるに降りれない。
上のほうが近かったので登ってしまいました。


畳帆(帆を畳む作業)

タイ・ザ・ガスケット(帆をきちんと縛る)と続きます。
初日は接近中の低気圧を避けて土肥沖に錨泊。

*

2日目のお天気は雨でした。
雨ならば作業は中止かと思ったら、甘かった。


当然の様にオイルスキン(カッパ)が貸出され、デッキに集合。

昨日と同じ展帆作業をしました。4枚の帆を揚げ、帆走開始!
大きなうねりの中、船は進みます。


最大24度と大きく傾きながら結構揺れたのですが、
帆走してると、嵐を乗り切っているという感じで気持ちが良いのです。
日本平の沖合いで、帆の向きを大きく変えて方向転換。
清水港に停泊。夜光虫が光って綺麗だった。
消灯前にデッキに昇ると月が出ていました。

*

3日目の朝には低気圧が通過した様で、富士山も見えました。
結構うねりもありました。
そんな中で、砥石と椰子の実を使ってのタンツー(デッキ磨き)開始。

一列に並んでゴシゴシ、ゴシゴシ、腰に来ます。
やらせてくれるのはこれだけではありません。
真鋳磨き、錆び落し、食事当番、食器洗い、
部屋の掃除からトイレ掃除まで

何でも挑戦で、
今日はフォースル展帆のオーダーを出す役をやらせてもらいました。
マストオフィサーの指導の下
「ホール・アウェー」 「ホールド・オン!!」
海の上で大きな声を出すのは本当に気持良かったです。

  大きなうねりのある駿河湾を南下し、伊豆半島の石廊埼、神子元島近く通り
大島近くでは舵取りまでやらせてもらいました。
静かな海も良いけれど
波しぶきを浴びながら、合羽を着て展帆作業をし
強い風を帆に受け、大きなうねりを乗越え船が帆走を始め時
本当に「海は良いな」と思いました。



*

機会があったら是非挑戦してみてください。
この船は大阪市の所有ですが
太っ腹の大阪市、誰でも乗せてくれるのです!


問合せは、セイル大阪・帆船「あこがれ」 です。
大阪市に感謝を込めて広告でした。


一部写真を帆船「あこがれ」HP等より引用させて頂きました。

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