ゲストNO, 14579

<2006年12月12日更新>
更新内容
大人の世界
栃木秋祭
日本文化  

****季節のご挨拶****

47人しかいない知事さんが二人も逮捕されました。
マスコミは騒いでいますが
今更、ビックリする様な事件ですか?

談合、癒着、天の声なんてどこにでもあるじゃないですか?
下手に指摘したりすると
「いつまで青いこと言ってるの?」とか言われて
それをしないのが大人の社会じゃないですか?
彼らなんて氷山の一角でしょ

ビックリしたのは
彼らが悪事を働いたという事実ではなく
逮捕されたという事実なのでしょう

権力が集まれば取巻きが集まるは
当たり前

「越後屋、御主も悪じゃの〜」




* * *

私腹を肥やす商人ばかりでありません。

神社の祭礼ではなく
町民達が楽しむ為に
明治時代に旦那衆が金を出して始まり
その伝統を受継ぐ祭りが栃木市にありました



商人の心意気です




町内毎に趣向を凝らせ
天照大神、日本武尊、桃太郎に弁慶、鶏など
大きな人形を乗せた大きな9台の山車が巡行します



笛や太鼓のお囃子は町内毎に異なっており
出会えばお互の山車を向かい合わせて止め
自分のリズムに相手のリズムを引きずり込む
お囃子の競演「ぶっつけ」が行われます

4台の山車が向い合った様は壮観です



町内の子供達が自分達の山車を囲んで
「よーろーさん(万町3丁目)」等と
お囃子を声援します
地域社会が根強く生きているのです



*



栃木市は宇都宮に県庁所在地を譲り
取り残されたと言う表現がぴったりの街でした





良く考えてみれば
取り残されたのではなく
安っぽい昭和に毒されなかった
大切な日本の文化が守られ生き残っているのです

この栃木市は山本有三氏の生誕の地でもありました




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