ゲストNO, 15563

<2007年6月6日更新>
更新内容
新茶作り
羅須地人鉄道協会
Ward Kimball
Grizzly Flats Railroad  

****季節のご挨拶****

♪夏も近づく八十八夜♪♪
お茶作りをしました!!


先ずは、茶摘。
上から3枚目までの新芽を摘み取ります。
中指と薬指で新芽を掴み親指で軽く折り取ります。


摘み取ったお茶の葉を3分間蒸します
(インスタントラーメンより昔から3分です)

蒸した茶の葉の水分を扇いで飛ばし
熱した鉄板の上に載せ
熱くなった葉を手で揉み、枝の部分を捨てる
やる事は単にこれだけ

ただし、この単純作業を3時間もひたすら繰返す
乾いたら、新茶の出来上がり!
美味しかった

親指の付根が痛くなりましたけど



* * *

お茶は3分間蒸しただけですが
3時間もかけてお湯を沸かして
蒸気の力を利用しています


成田ゆめ牧場のお花畑を一周するトロッコ列車
年に何回か本物の蒸気機関車を運転します
「羅須地人鉄道協会」

機関車を単に収集保存するだけでは無く
動かせるように自分達で整備し
線路を敷いて走らせて楽しんでいます
左の蒸気機関車2両は会員達の創作です


車輌の状態も自慢です

埃を被った車体のペンキが浮き、ロッドを銀色に塗られ
朽ち果てるのを待っている様な保存機関車達とは違います


夕方になり運営が終われば機関車のお掃除
運行の終わった線路では
嬉々として保線作業を始めるメンバー達
道具はJRの保線用と同じ物
黙々と真剣に遊んでいるのです




* * *

多くの人に支えられて維持されている鉄道がある一方で
無くなってしまった鉄道のお話

5月12日、Los Angeles Times latimes.comに
小さな裏庭鉄道が撤去された記事が載りました

その鉄道を作り愛した素適なオーナーをご紹介します

ディズニーランドを作った
ウォルト・ディズニーが鉄道ファンだった事は有名なお話
そのウォルトも
鉄道に関しては頭が上がらなかった男がいました

ウォルトを支えた「ナイン・オールドメン」の1人
ピノキオに出てくるコオロギ「ジムニー・クリケット」を生んだアニメーター
様々なアトラクション開発にも携わり
あのTV番組『ディズニーランド』にも出演していた

Ward Kimball(ワード・キンボール)さんです

*

既にご高齢でディズニー社を引退されており
まさか会える等とは思っていなかったのですが
出張の度に通っていたお寿司屋さんの常連客で
いつも素適な奥様とご一緒
何度かお話をしているうちに
「今度、遊びにおいでよ」と、自宅に招待してくれました

勿論
次の出張では事前に丸1日仕事が入らない様にしっかり段取りをして
昼から夕方近くまでお邪魔させて頂きました

バルコニーから裏庭に出ると
『Grizzly Flats Railroad』 の広々としたヤード
真ん中には映画のセットを移築したという駅舎

駅舎の先には3線の大きな機関庫
既に大型の機関車や客車などは維持出来ないと博物館に寄付をされていて
機関庫の中には

可愛らしい機関車(多分、ハワイ育ちのボールドゥイン)と
「SL-MAN」という映画出演したらしい怪しげなフィギアが格納されていました




*

母屋附属の幾つかの部屋には様々なコレクションが整然と並べられていました

何と言っても圧巻は「トイ・トレイン」の部屋でした。


仕事上は超大先輩だったのですが、とっても可愛いヒョウキンお爺ちゃんでしょ


さすが映画人のお爺ちゃん、毎回ポーズです

鉄道模型と玩具は違うと偉そうに思っていたのですが
あちこち走り回るトイ・トレインを見せられて
何処にいて何処を向いていたら、、、、
興奮してどうして良いか解らないパニックお子様状態でした

ピョンピョンと跳ね廻る様に彼方此方と案内して頂き
舞上りっぱなしの楽しい1日を過ごさせてもらい
又、お邪魔する約束をしたのですが
翌2002年に88歳でお亡くなりになられてしまい
再会は実現しませんでした


*

2005年
アナハイムのディズニーランドに
彼の名前を冠した
「Ward Kimball」という機関車がデビューしたのですが
この機関庫にいた機関車の様にも見えますが
公表されているデータでは製造年度が違う様です



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