ゲストNO, 21406

<2010年3〜4月更新>
内容

お雛様
桜前線

JAL再建


*ベトナムの旅*
ハノイ
旧市街
ベトナム軍事歴史博物館
*
ミーソン遺跡
トゥボン川の船旅

*
ホイアン
旧市街
満月祭
朝市場

*
フエ
花と蟻
クエン朝王宮
フエ料理

*
クチトンネル

サイゴン(ホーチミン)
サイゴン川
戦争証跡博物館
屋台街




****2010年3月****



我家のお雛様
後ろ向きで立ってます
「お雛様を何時までも飾っておくと娘が嫁に行けなくなる」
とか

ところが今年は雨模様の天候不順
晴れた日に仕舞いたいですよね
後ろ向きにすると仕舞った事になるとか

面倒な風習に便利な抜け道
民衆の知恵に感謝です



****2010年4月****

春です


法華経寺の桜も満開です
母親を連れて散歩をしました
「こんな綺麗なのは見た事ない」と言い出しました
そんな事は無いとも思うのだが
確かに最高の条件で見るのは難しい

予想が当たる
都合がつく
天候に恵まれる


****************

久々にあのJALに乗ってベトナムへ行ってきました

乗ると必ず不愉快な目に合わされたので
いつも敬遠していました

今回もわざわざ選んだ訳ではありません
ベトナム航空で予約したら偶然JALWAYSとのコードシェアー便だったのです

飲物と食事を同時に出す合理化がされてましたが
可も無く不可も無くのサービス

ハノイ到着時に
機長から「再建に向けて乗務員一同、、、、、」のお詫びの挨拶
でも思った
子会社の君達が謝る事はない無い
悪いのはJAL本体の役職員共だったのに


*  *

最近、航空機の乗務員が虐められています

コクピットで写真撮ったって良いではないですか
乗務員同士だから多少問題だとは思いますが、、、

自動操縦なのだから前方注視してなくたって

昔は何処の航空会社もお願いするとコクピットに入れてくれ
記念写真を撮ってくれました
どの写真も機長と副操縦士が後を向いて
ニッコリ笑ってくれています

何だかとても殺伐として嫌な風潮です





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☆ベトナムの旅☆
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ハノイ旧市街



通り毎に専門店が集まっている

ブリキ加工、漢方薬、衣料品、竹製品、楽器、花ゴザ、葬式用品、花、、、、


扇風機の修理専門店がありました




歩道一杯に商品が並べられ
その隙間にはバイクがきっちり止められ
車道を歩くしかないのだが、、、、


クリックすると動画が見られます

ハノイの道路はバイク天国?

もう縦横無尽に走ってる
信号も無いのに
ぶつかる事も無く
素晴らしいテクニック
渾然一体と歩く様にバイクを操って

*


花売り自転車


天秤棒担いだ屋台
右側に燃料&食材
左側に丼&椅子




市場の中までバイクで買物


路地裏で朝御飯


*

中国への国際列車も通る鉄道線路も生活の場
いつも定時に通るのか
警笛鳴らしてゆっくり通るのか
めったに通らないのか



列車が来ると踏切柵を閉める仕組み
普段は列車側に止まれの小さな標識




皆が
元気に生き生き&伸び伸び生きている





* * *

ハノイ

ベトナム軍事歴史博物館

ベトナム北部の冬は寒いと言われていたのですが
気温30度を超える暑さ
何処へも行きたくない気分
タクシーで博物館へ向かいました
しっかり遠回りされて
2万ドンの距離を4万ドンの請求
日本円に換算すると4万ドンはたった200円???
初乗り料金は1万2千ドンで60円!
お金の感覚がわからない!



大きなベトナム国旗が翻る


サイゴンの大統領官邸に突入した戦車
ベトナム戦争勝利の象徴的存在
その割には屋外野晒展示でした



屋外展示のメイン会場は米軍兵器でした
戦利品を誇らしげに展示


一番のお気に入り兵器でした
宮崎駿のアニメに登場しそうな可愛らしさです


キャタピラって格好良いですね


色んな兵器があるんですね マニアで無いので良く種類や形式が判りませんが、、、、


プロペラ機も使われたんですね


何故か裏庭に北側の兵器が展示されていました
自分達は一方的な被害者と言う意味なのでしょうか
勝ったのではない守ったと言うメッセージなのでしょうか



薄目開けて覗いているみたい


不思議な兵器です





ハノイの博物館はどこも12時から13時30分まで閉館

追出される訳では無く
係りの人達がお昼休みになって居なくなるだけ??







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ミーソン遺跡


2世紀から17世紀まで栄えたと言うチャンバ王国
その聖地だった遺跡
世界遺産にも登録されていると言う事で訪ねてみた


前夜にホイアンの街の シンカフェのオフィスへ行き
帰りが船のツアーを予約した
1人6万5千ドン(350円)と破格の安さ
日本人相手のツアー会社だと70ドル(6300円)もする

朝8時過ぎにバスがホテルまで迎えに来る
明らかに韓国路線バスのお下がり
それでもクーラー付
座席は色々な人種で満席

とんでもないベトナム訛りの英語ガイド
案内の内容はガイドブックと同じ
別払いの入場料1人6万5千ドン(350円)をガイドが集金
大切なのは帰りの集合場所と時間
これさえ聞取れれば大丈夫


いつの間にかそれぞれガイドと離れ自由行動
時々すれ違う日本人団体の
日本語ガイドの話に「ふーん」と感心したり
ぶらぶらと遺跡散策



それにしても本当に廃墟
米軍の爆撃でことごとく破壊され
爆弾の投下跡の大きな穴がそのまま残っている




何とか原型を留めているエリアの建物


その残された規模は極めて小さく
アンコールワット等の比ではない


殆ど何も残っていないと言うべきだろう



これが何故世界遺産に選ばれたのか疑問に思う
ベトナム戦争戦跡の意味の方が大きいのだろう




周辺の自然は豊かだ


ひっそりと咲く可憐な花達


羽の変てこな赤トンボ?             蝶々 

面白い形の巣を作っていた蜘蛛





* * *



ミーソン遺跡からの帰りはトゥボン川を船で下りました

魚を取る番屋でしょうか?
川を渡る風が気持ち良い


渡し舟にはバイクが一杯








日本から来た貿易船もこうやって港に着いたのでしょう

「P]は駐船場??



*


ホイアン



街外れの「日本橋」
どうみても中国的ですよね


橋の中央にはお堂があります


狛犬と狛猿?



*



いわゆる景観地区もバイクがガンガン


平屋あり二階家あり


水上人形劇の人形
素朴な作り&メカに興味津々
一つ買ってしまいました


果物売りのおばさん達
観光客を乗せたリキシャも通る


提灯の製造販売店


時間規制で歩行者天国になる時間帯も


通りの裏側の屋根が面白い 瓦、トタン、竹、、、




昔のカラーTVかプリンターの宣伝みたい!



街歩きに疲れ

晩飯にありつこうと街をブラブラ
街の雑踏よりは運河沿いに足が向いてしまう

夕日が綺麗でした
小船のおばちゃんが「1ドル」と寄ってきます

人出も増えてきたので
運河沿いの1軒のレストランに決め
2階のベランダの席に陣取り
先ずはビール


今夜のメインは蟹!
色々考えて調理法は油炒め
これは失敗でした
殻が固くてベトベト
食べにくいの何のって、、、、


日が暮れると
運河の向こうから何かが流れて来た



無数の小さな明かりが、、、、
運河沿いの道もいつの間にか人で一杯になってきた
観光客らしき一団が現れては船に乗込んでゆく



明かりの正体は小さな燈籠でした


対岸の提灯にも灯が点り
虎や竜のフロートも点灯された


運河を渡る橋の提灯にも明かりが点いた


お寺の境内では
壷割りのゲームで盛り上がっていた
目隠しをした客が
ぶる下がった壷を手にした棒で割りに行く
太鼓のお囃子
あっちだこっちだの歓声
思いっきり見当違いの宙を切りコケにされる者
見事に壷を粉々にして景品を手にする者
縁日そのものでした


街全体が提灯の明かりだけになり、、、
と言う幻想的な風景を期待して行ったのですが、、、、




ベトナムは写真写りの良い国です




*


ホイアンの朝の市場を訪ねました


市場の入り口


果物から雑貨まで色々


野菜に混ざって
生きた鶏が売られていました


ここでは
アヒルも立派な生鮮食料品?
「あたし達食べられちゃうのかね?」
なんて話をしているのでしょか
昨日まで
楽しく泳いでいたのに


子豚まで!


運河を渡って舟でのお買物


美味しそうな蟹


子豚がバイクで運ばれてきました


こちらのバイクには鶏が、、




* * *



車で国道1号線アジアハイウエーを北上フエに向かいます


ダナンへの途中素敵な漁村がありました


南北幹線の鉄道橋





****************



フエ

フエの拠点は新市街の「アジアホテル」
昼間は暑いので
先ずはホテルで小休止


ベットの上に花弁でWELCOME
リゾートみたい と
結構気に入っていたのですが、、、、、


何と蟻が大行列している!!

フロントに電話をしたら
ハウスキーパーがやって来て
殺虫剤を部屋中にブシャーーーー

部屋を換えてもらいました


泊まった客室は8階
エレベーターの最上階は9階
9階の表示は屋上プール

でも何か変

屋上プールの上に竹の足場を組んで
3階分も増築工事をやっていた!!
そんなのあり???

人間何処に居たって生き残る時は生き残るし
死んじゃう時は死んじゃうのだから

気にしない、気にしない


* * *


街の大きさを把握してみようと
歩いて街に出てみる


橋を渡り対岸へ


旧市街への門
ひっきりなしにバイクが通る
歩道は無いので少々怖いが慣れれば何とかなるものだ


* * *


クエン朝王宮


1辺が500m以上もあるクエン朝王宮の復元模型


正面の王宮門
まだ行った事が無いのだが
中国風??


中央にホーチミンの肖像が掲げられている




王宮右手の「顕仁門」

到着日の夕方に王宮の外周を歩いてほぼ1周した
軽い散歩と甘く見ていたら、、、、、
結構疲れました



王宮内も碁盤状に道路が通り
それぞれの区画は塀で囲まれ立派な門が作られていた



顕臨閣

大きな鼎がずらり
銃弾の跡もある


皇帝の廟
傀儡政権だったのか少年の写真が気になった


不思議な鉄の造形      変てこな植物


繊細な木彫階段    扉の細工






荒れ果てたお堂に盆栽


静かに修復を待つ門


夏草が茂る


自然に帰る


観光客を待つ象

バイクの入れない王宮内はとても静か
騒音から開放され
久々のんびり出来ました



* * *


閲是堂

世界無形遺産に登録されている舞踊
折角だからと公演時間に見に行く




5人集まらないとやらない と
受付のおばさんが言う

何とか6人客が来て見る事が出来たが
45分の筈が30分で終了



* * *



フエ料理


ベトナムは食べ物が美味しい
宮廷料理があったり、、、、
庶民の鍋料理があったり、、、
堪能しました




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クチトンネル

ベトコンの基地だったクチトンネル
ホーチミンから100キロ程離れている

現地朝8時発の格安ツアーに参加
1人10万ドン(500円)
大型バスで指定席
ベトナム人の流暢な英語ガイド

「バスに乗り遅れたらトンネルでカンボジアへ」とか
ジョークの連発
こっちは必死になって聞いてるのに、、、


周辺はジャングル
蔦一本だって蛇に見えてしまう


トンネルの出入り口
体の小ささも役に立っている

本当に小さい



トンネル内部は中腰でないと歩けない

安全だと判っていても
何処かへ迷い込んで出られなくなるのではと不安になり
手前の出口で出てしまった


キッチン棟  煙突は離れた所に作られている


手術室




地上には こんな果実もありました


戦車の残骸


手作り罠の数々
こんなのに引っ掛かったら悲惨
ご丁寧に釘には返しまで付いている

気が狂っちゃった米兵が居ても不思議ではない
戦場ではやるか、やられるかだ



ベトコンサンダルの実演販売をしていた





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サイゴン

ベトナム最後の滞在地

ホーチミン市が現在の正式名称
社会主義国らしい名称だが
ベトナム戦争世代には「サイゴン」に特別な響きがある


サイゴン川に面したリバーサイドホテル
格下ホテルながらリバービュー客室



客室からの眺め

早朝のサイゴン川を喫水すれすれの船が行く


対岸からひっきりなしに着くフェリーには
バイクの通勤客が満載


砂利運搬船やコンテナ船も航行
物流の動脈になっている




* * *

戦争証跡博物館



正面広場は戦利品置き場

米軍のヘリコプターや戦車、戦闘機が並ぶ

ベトナム戦争でプロペラ機を使っていたなんて知らなかった





軍事マニアなら識別されるのでしょうが、戦車群

小さいのとか、大きいのとか、、、、





館内は従軍カメラマン達が残した多くの写真

沢田教一の「安全への逃避」

この他にも何度も見た写真
初めて目にする惨たらしい写真

残念ながらどの写真も状態が悪く
展示方法もお粗末

それでも1枚1枚がもの凄い迫力





*




隣接地に再現された収容所

「ギロチン」              何人もの人間を押込めた「虎の檻」






* * *

ホーチミン作戦博物館


コマツのブルドーザーが戦車と並んで展示されていた
説明板読まなかったので詳細不明




*


小腹が空いたら街角の食堂で指差し注文
1杯1万5千ドン(90円)
美味しかった



サイゴンの街は何処も彼処も

バイク、バイク、バイク






* * *

屋台村

3晩連続で通ってしまった
ベンタイン市場脇の通りの屋台村

午後6時になると一斉に屋台が出現する



テント、テーブル、椅子は勿論
調理器具から水槽まで全てが運び込まれる


6時半には全ての店が開店


良い雰囲気でしょう!!


新鮮な食材

炭火焼きです

テント内に出現した大キッチン


立てて焼かれる魚          手で食べる海老



2人でたらふく飲んで食っても30万ドン(1500円)

住みたくなっちゃった
バイクが居なくて、暑くなければ、、、、

最終日も出国間際まで居座っていました


夜が更けてもバイク、バイク、バイク






ベトナムの旅 END



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