エジプト旅行記4
2月16日アブシンベル下船→(飛)→アスワン、ナイル河クルーズ乗船、イシス神殿船中泊 1


ナセル湖3泊4日を過ごした M.S Eugenie号とも今日でお別れ

乗客達はそれぞれの飛行機の出発時刻毎にボートで上陸

タクシーで空港に向かいチェックイン
アブシンベルの空港はバス乗り場の様な殺風景で小さな空港
到着の飛行機が遅れ、1時間遅れで出発
船で3日の行程をわずか45分でアスワン空港へ



*


エジプト製のトヨタ車だと言う車(本当?)に乗り
船がたくさん並んだナイル河岸に到着
ナイル河クルーズ船に乗船???

これが簡単ではない
ほとんど船に出会わなかったナセル湖とは異なり
ナイル河には多くのクルーズ船がウヨウヨしている

制服のマリンポリスに聞くと無線で問合せてくれ
岸壁から離れた3艘奥に横付けされている事を確認


岸壁から手前の船に乗込みロビーを通過して
次々と船に乗り移ってやっとM/S.La Travitta号に乗船

どの船も1階中央に通り抜けを前提としたロビーがある
慣れれば何と言う事の無い仕組み




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キャビンで一休みと思ったら
上述の接岸の仕組みで
キャビンの河側の窓の外には隣の船の窓!!
何とも落ち着かない

船内の食堂でのんびり昼食を済ませ
乗船時の教訓を生かし
帰るべき船の名前と場所を確認し
船着場からボートをチャーターしてイシス神殿へ



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イシス神殿


イシス神殿も移転により水没から免れた遺跡


イシス神殿の塔門

中央部の神殿の神々はキリスト教徒により
丁寧にコツコツと執拗に破壊されている
タリバンだけが遺跡を破壊したのでは無い




脇の神殿は倉庫や台所に使われたとかでそれ程破壊されていない





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河岸に戻ると出掛ける前に確認した手前の船が居ない!

驚く事では無いらしい
船が常に入出港するのだからその度に場所が入替わっただけ

もう明日からは大丈夫
マリンポリスに聞けば良いだけだ


2月17日コムオンボ神殿船中泊 2



M/S.La Travitta号はナイル河をすべる様に進む


コムオンボには1番乗り
まだ他の船は到着していない
岸に横付けして上陸


神殿の塔門



左側はカレンダー


天井画が素晴らしかった




列柱群


やっと見付けた出産のシーン
その他にも色々なシーンが壁一杯に彫られている




2時間の滞在を目一杯使って遺跡探索



*


我々が出航した時には多くの船が集まっていた


夕日の沈むナイル河を観光船が競う様に進む




2月18日エドフ神殿船中泊 3


早朝 船はエドフの川岸に接岸

観光客目当ての馬車が疾走して来る
団体客を乗せた大型バス、地元のトラックで混雑する道を
チャーターした馬車で遺跡まで移動



ホルス神殿の巨大な塔門

ホルス神像



船を担ぐ人


ヒエログリフ
見事なデザインに感服
壁面の何処の写真を撮ろうかと迷ってしまう



カバ



階段の等身大の装飾



船の出港時刻にせかされて船に戻る

*

船に戻れば
食事、お茶以外はする事が無い

ゆったりした時間が流れる
普段働いている人達には貴重な非日常の時間だろうが
リタイアした身には何だかいつもの日常??



デッキで日向ぼっこをしていると
人懐こいヌビア人のウエイターが日本語を聞きに寄って来る

「アッサラーム・アライコム」「コンニチワ」
「イサイヤック」「ゲンキ?」
「シュクラン」「アリガトウ」

彼らの方が覚えるのが早い


ナイル河で水面を棒で叩き追込み漁をする小船


タグボートに引かれる観光ヨット


本物の蒸気船「スダーン号」!


岸辺の村


綺麗な景色ばかりではない
火災にあったと思われる観光船の残骸


岸辺の街


エスナの旧ロック
右側に開いた回転橋がある

2つの水門で3メートル程を上下する
新しいロックが下流に作られていた


黒い煙を上げる大きな工場


ルクソールの町外れに到着、明日上陸である



* * *

2月19日ルクソール下船→王家の谷、ツタンカーメン王墓、ハトシェプスト女王葬祭殿 ルクソール泊 1
続く


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