エジプト旅行記 7

21日サトウキビ列車、アドビス、デンデラルクソール泊 3


ルクソールも3日目
一寸ゆっくりし過ぎた感があり
今日はルクソールの北、アビドス、デンデラを訪ねる


現地発のツアーは 個人、団体、英語ガイド有無、バス、バン、クーラー有無など色々
価格も様々 怪しさも色々
昨日は駅前のエジプト航空傘下の安心できそうな代理店で
適当な食事つき英語団体バスツアーを見つけたが
カード払いは不可
何故か駅周辺のATMでキャッシングが出来ない

何事も一筋縄ではいかないのがエジプト?

だったらと
(意味不明な飛躍)
  少々高いが時間の自由度の高いタクシーチャーターに決め
初めに話をしたタクシー会社と価格交渉
相場も分かったのでじっくりねばって交渉成立

パスポートのコピーを添付した通行申請書を作成したりと
準備万端 朝を待つ



約束の朝8時にホテル前に迎えに来たタクシーに乗る
運転手は片言英語


道路脇にサトウキビを積み込み中の貨車が見える


運転手君に機関車が集まっていた所で止めてもらい
写真を撮りに行く

直ぐに子供達が集まりだし
畑の真ん中なのに大人も来る
いつの間にか護衛してくれているらしき警察官が側にいる
タクシーの周りにも人だかり

運転手が大きな手振りで帰って来いと合図している
車に乗るとタクシーは急発進

「もう絶対に写真は駄目だ 逮捕される」と言い
以後徐行もしてくれなくなった



のんびりした農村風景


村の入口には
大型フェンスでジグザグに塞がれた検問所が必ずある
トーチカが作られ、兵がたむろし
上からも銃を構えている
書類をチェックし リストと照合し 無線連絡をして通過

脇の村へ通じる途中の交差点にも
必ず黒いガラベーヤを着て銃を構えた男が座っている
警察官と言うより部落の民兵と言う感じである

さっきタクシーを囲んだ連中も
村領域への無断立入りに抗議していたのだろうか

鉄道施設を撮影していた日本人が、、、、、
危ない危ない


途中で休憩した店の前に止まっていた車   アラビア式のトイレ



3時間ほどでアビドスの村に到着


* * *


アドビス

セティー1世葬祭殿



殺風景な村の中心にあるセティー1世葬祭殿

人の気配はほとんど無い


真っ暗な葬祭殿に差込む日差し


目が慣れると大きくて太い柱が林立している


列柱室の奥の壁に聖所が7つ並んでいる
7人の神様を祭っている


ラー神          アムン神


オシリス神            トト神


アヌビス神           ホルス神


貢物のオンパレード


更に奥の部屋の装飾



*


葬祭殿を出て運転手君が待っている筈のレストランへ


何にも無い村


そこで現地の人が食べている物を指差し
食べたいのジェスチャーで注文
美味しかった
後ろでは少年がタクシー運転手君の靴を磨いていた

早く帰りたいらしい運転手君にせかされ
次の目的地デンデラへ出発




* * *

デンデラ

ハトホル神殿



ハトホル神の顔の列柱


天体運行が描かれた列柱室の天井

右上の天空を支える女神の上半身







右上左と全身で天空を支える女神と空飛ぶアテン神





地下室の彫刻群


外壁にはクレオパトラ(左)
紀元前30年に自殺したクレオパトラって
キリストより年上だったんだと幼稚に世界史再認識しました



周囲は手付かずの廃墟



* *


主要道にだけ時々あった道路標識
さすがに
エジプトではレンタカーを借りたいとは思わなかった


サトウキビ列車に出会ってもひたすらルクソールを目指す

タクシーをチャーターしての贅沢旅
一度
贅沢&楽の味を覚えてしまうと
バックパッカーみたいな本当の旅なんて出来なくなってしまう

困ったもんだ


ホテルの客室から西岸に沈む太陽を見る
ホテルへ帰るとホッとする
もう2週間も旅をしていると言うのに、、、、




* * *

22日ルクソール・スーク →(飛)→ カイロカイロ空港泊
編集中

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