インド旅行記5

2012年インドの旅

1月31日カジュラホ(カンダリヤ・マハデーヴァ寺院などの東西寺院群) カジュラホ泊2



旅もネットで便利になりました
外国の田舎の地図も簡単に手に入ります


より大きな地図で カジュラホ寺院群 を表示

それも航空写真付きで
もうデタラメなガイドブックの地図に惑わされる事もありません



プリントアウトしたした地図を片手に
朝ホテルを出ると
予定通り?
計画通り?
リキシャやオートリキシャのドライバーが声を掛けて来た
「村まで乗って行かない?」
「歩いて行くから」と断る
実は2kmもあるのだか、、、、


ホテル前のリキシャは外国人料金でぼったくられる
昨日聞いた地元相場は30


ひつこく追いかけてくる
「30なら乗るよ」
「4Kmもあって遠いから100くれ」
「歩いて行くから」
「じゃ30で良いから乗って」
てな訳で
リキシャで村の中心へ向かう


帰りも迎えに来ると言うが
時間も判らないからと断ったら
明日は指名してくれとまで言う


* * *

西寺院群

塀に囲まれ公園の様に整備され
その中に10余りのヒンドゥー寺院が建っている





カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院

9世紀にシヴァ神に捧げられた神殿


生き生きとしたミトゥナ像



これでもかと言うような彫像群に圧倒される


*








デーヴィー・ジャガダンビー寺院

本尊はパールヴァティ女神 (シヴァ神の妃)


野猪に変身したヴィシュヌ神の姿も








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チトラグブタ寺院

本尊は太陽神スーリヤ








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ヴィシュワナータ寺院








基台にも沢山の彫刻群



ヒマラヤ山脈をイメージしてるとか



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ナンディ堂




ヴィシュヌ神の乗り物の雄牛「ナンディ」       ヴィシュヌ神の化身のイノシシ



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* * *



西の寺院群から東の寺院群までは約1km
歩いても10数分程度の距離だが
今度はオートリキシャに挑戦

運転手が声を掛けてくる
一人と話を始めると次々と群がって来る
運転手だけでなく野次馬も居るみたい
「それはいい値段だ」等と言っている

気の弱そうなおじさんを選んで
オートリキシャで東を目指す






農村地帯を抜けて一番奥の寺院へ

金を払って
「帰りはいらない」と言うと
オートリキシャは不機嫌そうに帰って行った。






*


ヴァーマナ寺院


塀に囲まれた寺院敷地には入れないらしく
その外に数人の物売り、物乞いが居たが
中までは追って来なかった
管理人のおじさんが退屈そうに番をしていた




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ジャヴァリー寺院


本尊の首が落とされていた







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遺跡の基台に座ってのんびり休憩


ゆったりとした田園風景
女性が一人牛の糞を集めていた




*

ホテルでもらった地図によれば
次のシャンティーナータ寺院へ行くには
道を辿るより
集落を通り抜けた方が近そうである

歩き始めると
日本語を勉強中だと言う少年がついてきた
「ガイドはいらない」と言うと
「勉強だからお金はいらない」と言う






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オールドビレッジ


村はカースト毎に住み分けて暮らしているそうだ




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ジャイナ教
シャンティーナータ寺院

ジャイナ教の仏像
ジャイナ教の僧侶は全裸で暮らすそうだ

この寺院一番気に入った電気のスイッチ盤

この寺院だけは靴下も駄目で裸足にならされた



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パールシュヴァナータ寺院







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アーディナータ寺院






寺院の脇に

大きな井戸があった



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ドゥラーデーオ寺院





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川に架かる橋



粉屋さん
大きな天秤秤が現役で働いていた


歩いていると
インド人は必ず声を掛けてくる
「どこへ行く?}
「近道を案内してやる」
途中で色々な話をする
この村では
最後に「金をくれ」なんて一度も言われなかった

人懐っこい連中だった



遺跡に沈む夕日



村のレストランで夕食を食べて
帰りも
真っ暗な中でオートリキシャに挑戦

運転手が群がって来る
価格で共同戦線を張ってこちらの様子を窺い
渋ってみせると客の奪い合い

決着がつくと
他の運転手が「良い運転手を選んだ」と言いながら去ってゆく

これを面白いと楽しめるか
恐ろしいと思うか
インド好き嫌いの分れ目の一つだろう

値切りに値切って払う時に色を付ける
これを普通にやれれば結構楽しくインドの旅が出来そうだ





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2月1日カジュラホ(南群寺院)→バラナシ バナラシ泊1

続く



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