2008年メキシコの旅 5
2月14日 ラブナ/シュラパック/ザイール/カバー遺跡 20827歩 ウシュマル泊

メリダの南、ウシュマル(Uxmal)遺跡の更に南

車で1時間弱主要道沿いや
州境の検問所の手前から分かれた地方道沿いの
ジャングルの中に点在する遺跡群



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ラブナ(Labna)遺跡


駐車場に車を止め土産物屋を抜けると
そこの女の子がひつこく付き纏って来る
この土産物や風の小屋が管理事務所で
ここで入場券を購入するシステムでした

ブウク様式の幾何学模様の格子細工が綺麗でした

「マヤアーチ」と呼ばれている右の建物の門部分の構造は
要石で力を分散させる本来のアーチ構造ではなく
石をせり出して作った「擬似アーチ」である
アンコールワットでも同じ技法が使われていて
仏頭があっても納得できてしまいそう


瓦礫の基壇の上の「展望台」
高いところにあるからの近年の命名だろうが
この発想だとピラミッドは全て「展望台」か「天文台」になってしまう



宮殿の全景
部屋の中にはコウモリが沢山居て
その糞の臭いが充満していて 直ぐに逃げ出しました


羽毛のある蛇の神「ククルカン」

ガイドブックには「蛇に飲み込まれた人面」とあるが
「蛇の仮面を着けた顔」と言う感じでした



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シュラパック(Xlapak)遺跡


小さな神殿が一つだけの小さな遺跡


大きな雨の神「チャック」

ウシュマル、カバー遺跡と比較すると
ワザワザ寄る必要は無かったと思いました
失礼


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ザイール(Sayll)遺跡


3層の大きな宮殿 
余りの暑さに手前の木陰で大休止しました
2階から上への階段は崩壊したまま
部屋が多数あり人が住んでいたとか

壁面の装飾です


雨の神「チャック」で装飾する事が流行っていたのでしょうか
住居として使われていたそうです


宮殿正面にあったの展望台と言われている遺跡



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カバー(Kabah)遺跡


仮面の宮殿「コッツホープ」

 
250もの顔が並んでいる


近づいてみると 長い鼻、鼻、鼻


雨の神「チャック」の顔、顔、顔に圧倒される
当時のデザイナーの力量に感服



カバー王の姿という説もある
抽象的幾何学的な装飾の建物裏にある像
何か場違いな感じがした




ウシュマルに通じていたサクベ(堤道)の門
マヤアーチである




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2月15日 ウシュマル遺跡
続く

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