2012年スペイン+αの旅 6





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6月22日ロンダ(闘牛場)→ピレタ洞窟→ALGATOCIN→アルヘシラスアルヘシラス泊



ロンダ闘牛場


1785年に造られたスペイン最古の闘牛場とか


由緒正しそう


2階席への階段



牛の待機場所
牛は1階、人は2階





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パラドールの客室から崖下を見下ろすと
荒地からこちらを見上げて記念写真を撮っている1台の車
見上げたら素敵そうと
次の目的地へ向かう前に
くねくねと細い農道を車で下りてみました

こんな時レンタカーは便利です



期待通りの景色






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最初の目的地ピレタ洞窟をナビ君にセット

自家製の日除け付き




間もなく到着なのか

案内に従い
小さな村の中に入り込み
どんどん道は狭くなりながらも
小さな広場に到着

たむろしているおじさん達に道を聞く
ここからは行けない様子
今来た道は一方通行
別の道で引き返す事に

道は細い急坂+変則分かれ道いっぱい
完全に迷子


そして
急な下り坂の先に車幅制限2mの標識
ベンツAクラスの車幅は1765cm
この慢心がいけなかった
急な下り坂の先に
工事中の家の角と反対側の新しい手すりが出っ張っている

既に
両側ギリギリ壁で車を降りる事も出来ない
オートマとは言えバックでの坂道発進は至難の技
残された道はミラーをたたんで進む事



一応車輛保険は万全
思い入れの無いレンタカーだからの判断?


せめて
傷は助手席側だけにしようと
車を左壁ギリギリに寄せて静々すすむ
やっとの事で通過


何とか広い道に出て道を聞く
2車線の快適な道

先程迷い込んだ村が下に見える
優秀なナビ君
近道を案内してくれたらしい


やっぱ
 いざと言う時の為に道路地図は必要だ



その後は
何事も無かった様にシャーシャーと案内するナビ君
やがて標識もある分かれ道に入り
車2台とバイクの止まった崖下の空地
看板が立っているから間違いない
その先に一本の踏み分け道



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ピレタ洞窟



この洞窟は1時間に1回のガイドツアー方式
しかも13時の後は16時

既に時刻は12時55分!
逃す訳には行かないと山道を走って登る
200mはあったろうか
小さな小屋に到着



先客が6人程いて案内人が洞窟の鍵を開け始めていた


管理人がアセチレンガス灯の準備
扉を中から施錠して
洞窟探検に出発

照明設備は一切なくランプだけが頼り
内部は
写真撮影禁止
こうもりに電波が害になると携帯電話も不可

鍾乳洞である


2万年以上昔の旧石器時代の壁画


2mはあろう巨大魚の絵



1時間程でツアー終了

涼しかった洞窟の外は猛暑
一緒にツアーに参加した人達と小休止
キャンピングカーで旅行中のイギリス人夫婦
モロッコで仕事中の息子に会いに来たアメリカ人家族

彼らは
人数が足りないと1時間以上も待たされていたとか
午前の部で一つにまとめられたツアー
これに待たずに入れた我々はラッキーでした


何でも
1回のツアーは最大25名まで
10名集まらないと次の時間のツアーまで待って一緒に実施



知らなかったが
有名なアルタミラの洞窟は
観光客が入り過ぎ
壁画が劣化して入れなくなり
今ではレプリカの洞窟を公開中とか




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地中海を目指して南下



途中で素敵な村がありました

ALGATOCIN

幸い村の入り口の小さな駐車場に空きスペース!


歩いて村に入ります
喉が渇いていたのでバル探し

旧メーンストリートと思われる道に面して
郵便取扱いの標識

ありました
小さな広場に面したテラスに男たちがダラ〜
入ってみると

素敵なカウンター
店の中はとても涼しかった

ついつい大休止



人通りの無い村
車を置いてきたので
狭い道も急な坂もストレス無く歩いて散策
ここ直進はしたくないな


こんなS字の上り坂も、、、、


のどかです


急坂どおしのT字路
今朝の苦労が思い出されます


行き止まりも歩きなら楽しい!!





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地中海の青い海を目指して南下

白い村が次々出現しますが
「もういいや」と素直に通過



電柱の上に「こうのとりの巣」!
あれ?
どの電柱にも
「装飾」なのでしょうか?
「こうのとり避け」なのでしょうか?




地中海の青い海を目指して南下


もうすぐ地中海!


コスタデルソル!

太陽の海岸







道はどうみても工業地帯に
















工業港を見下ろす崖の上
緑に囲まれた大きなホテルに到着

工業港建設前は素敵なホテルだったと思われる


アフリカへの旅立ちの船を待ったであろうと思わせる
重厚な正にグランドホテル!

Hotel Globales Reina Cristina

さすがに
施設は老朽化しているが手入れはされている


客室は広々とし天井は高く
ベットの両サイドには
洋服が大量に収められる大型クロゼット





建物は立派なのだが





建物に見合ったスタッフが居ない

老舗ホテルが新興ホテルチェーンに買収され
スタッフが入れ替えられた感じ


フロントの女性スタッフに
モロッコ日帰りツアーの予約を頼んだら
「20分ほど歩いた港に旅行業者があるからそこへ行け」

旅行業者の電話番号を聞いたら
「wifiがあるから自分のパソコンで調べろ」

そんなやりとり1時間

別のスタッフが出てきたら
パンフレット持ち出して
「このツアーで良ければここで予約できます」




何しろ不便な立地
ホテルのレストランで晩御飯




もったいない程に素敵な建物

でも
間近の港が埋め立てられ工業港に占領された立地では
もうやって行けないのでしょう



このエリアが
開発に取り残されていれば、、、、





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6月23日アルヘシラス→タンジェ(モロッコ)→アルヘシラスアルヘシラス泊

続く


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