自家製「からすみ」

自家製「からすみ」

事の発端は、12月4日、魚屋の店頭で見つけた魚卵

12月4日 385g

ボラの卵
ご丁寧に「刺身・カラスミ用」と書かれている。

1500円でカラスミが出来る!!!
失敗したら1500円丸損???

挑戦してみました。

先ずは血抜き。
水の中で血管に針を差し、その穴から血を押出す。
ひたすら針で穴を開け、スプーンで押出す。

一腹で1時間も掛かってしまった。

暫く水に浸けて血抜き。
押出せなかった血が自然に出てくれるのを待つ。

血抜きが終わったら、天然粗塩で塩漬け。

12月11日 塩漬け7日目

冷蔵庫で毎日塩を補充しながら7日間、脱水。

脱水して充分硬くなったら、
塩を洗い流し、水に浸けて塩出し。

12月11日 塩出し初日

毎日水を換え、
当初の魚卵の柔らかさに戻った処で、塩出し終了。

焼酎に漬ける。

12月14日 焼酎漬け

1日焼酎に漬けたら、干し始める。

12月15日 (干し始め) 410g

風通しの良い日陰で寒風に晒す

12月16日(1日目)410g
12月19日 (4日目)340g
12月24日 (9日目)290g
1月8日 (24日目)240g
 

程良い硬さになったので試食。

上出来、上出来。
酒が美味い。

「カラスミの作り方」をネットで検索すると情報が沢山ある。
それぞれの期間が3日から1か月とレシピ色々。
どのレシピを頼りにするかが最大の課題だった。


終わってみると、

一番不親切で役に立たないと思った記事
「期間は職人の勘」が一番適切だったと思う。

考えたら当たり前。
ボラの卵だって個体差がある。
まして気候はいつも同じでは無い。

カラスミ作りの「肝」は指の感触、硬さだ

Posted by kobasan