佐倉機関区 地面作り
扇形機関庫、クレーンなど構築物が揃ってくると
むき出しの合板が気になり出しました。
砂利だらけの新幹線みたいな高規格軌道ではなく、
砂利が土に埋まった風情のある線路にしたい。
砂利表現に「コーヒーカス」を疎らに撒き
中性洗剤を少量加えた水を化粧水スプレーで噴霧
ボンド水溶液をスポイトで垂らして
砂利役の「コーヒーカス」を固着
土に埋もれた表現には火鉢の「灰」
茶漉しを使って砂利の上に灰撒く
中性洗剤を少量加えた水を化粧水スプレーで噴霧
(洗剤の界面活性効果で灰の親水性を高めます)
ボンド水溶液をスポイトで垂らして
砂利を土で覆って固着
全体に浸透性塗料を浸みこませて地面色を表現
この色が難関
地面は乾いている時と湿っている時で色が違う。
模型は同じ色でも陽射や照明で見え方が違う。
「正解は無い」いや「これで正解」とする。
見た目が出来ても車両が走れなければ意味がない。
DD13を入線させて通電試験。
動きの悪い個所のレールをサンドペーパーで磨く
何とか地面作りを終わらせられました。
作業中、色々な問題が起きました。
★ポイント可動部の隙間にボンド水が浸入!
このままでは可動個所が固着してしまうと、、、
スポイトで水を注いでガーゼで吸水を繰返し薄め、
乾き切るまで8時間ポイント動かし続ける。
何とも情けない作業を続け、
無事固着回避
★合板と飾り框の隙間からボンド水の浸水!
合板と飾り枠の間に隙間があり、
水を撒くと下の電気配線が濡れてしまう。
これを未然に防いだのが
琵琶湖の松井造船所で習った和船補修の技
「マキハダ」
ヒノキなどの樹皮を叩いて繊維状にした物
水に濡れると膨らむ性質を活用し
板と板の隙間に専用鑿でこれを詰め込む
水と戦うのではなく、水を活用して防水する
毛糸をパンナイフで押し込み防水
★ボンド水にムラが出る
ボンド水濃度の微妙な違い、時間差でムラになり、
思わぬところに境界線が出来てしまう。
地面作りはボンドが乾く時間との闘い。
出来てしまう境界が目立たない場所になる様に
ボンド水塗布順の段取りが重要だった。
課題解決は楽しいけれど、
長時間の中腰作業が祟り腰痛!
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